お月見
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お月見と聞くと、十五夜をイメージされる人が多いのではないでしょうか。実は十五夜だけでなく、十三夜と十日夜の日にも月を眺める習慣があるのです。そして、十五夜、十三夜、十日夜の三日間すべての天気が良く、お月見ができると縁起が良いとされているのだそうです。
三度目のお月見、十日夜は、あまり知られていないかもしれませんが、旧暦十月十日の夜を指し、2023年の場合、11月22日になります。明日は晴れの予報ですから、夜には美しいお月さまが見えそうですね。
苑では、毎年お月見の時期になると、利用者の皆さんと一緒にお月見団子づくりを行っています。上新粉と、白玉粉を混ぜ合わせて、絹ごし豆腐と一緒にこね合わせていきます。ポイントは豆腐の水分だけで粉をこねること。そうすることで、歯切れのよい、お団子の生地になり、飲み込む力が弱くなられた方でも安全に食べていただくことができます。
「ちょっと、生地が固いで、水くれんか」「大丈夫。こねてるうちに柔らかくなりますよ。今が我慢のときやよ」こねた生地は皆で小さく丸めてお団子の形にしていきます。
お団子が茹で上がると、特製のタレにからめ、きな粉をまぶして完成です。抹茶をたててお茶会風に、お月見の雰囲気を楽しみました。