節分と立春
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節分を過ぎるといよいよ春の到来だといわれますが、まだまだ気温が低く、苑庭に残る雪も早朝は〝かってこ〟になっています。軒下の氷柱が朝日に反射してキラキラと輝き、ピンと張りつめた空気が気持ちよい朝です。
旧暦では、節分に穢れや災いを追い払い、立春からの新たな年を災いなしで迎えるための厄払いも行われていたそうです。節分には豆をまいて悪いものを追い出し、立春からは新たなスタートを切ることができるといいですね。
苑では2月3日の節分に、毎年恒例の「鬼寿司」を作り、それぞれの施設で節分行事を行います。豆の代わりに新聞紙を丸めたものやお手玉を豆に見立てて豆まきをしました。「当てるとかわええで(可哀そうだから)おくわ(止めておく)」「今やよ、そりゃ、当たれ!」「ストレス発散やー…」皆さん想いはそれぞれ。利用者様も職員も一緒になって〝豆〟まきです。そして、昼食で鬼退治。(鬼寿司を食べました)
今年も皆が健康で幸せに過ごせますように…
※〝かってこ〟とは、特に2月の夜に降った雪が再び凍り、そんな雪の上を沈むことなく歩けるようになる状態を意味する方言です。