ブログ

２月も半ばを過ぎ、暦の上では春を迎えましたが、窓の外はまだまだ雪景色です。苑では毎年この時期、介護福祉士国家試験の受験を終えた職員がどことなく落ち着かない日々を送っています。「自己採点したら〇〇点やった。（受かるか）分らん微妙…」「△△点やった」「それ、合格でない？」「黙っとこ…」介護福祉士の合格発表は3月ですが、12月の試験を終えた職員からひと足先に吉報です！ミャンマーからの外国人技能実習生、ヘイ・マー・ソーさんが日本語能力試験のN1に見事合格を果たしました！

日本語能力試験とは、日本語を母語としない人の日本語を測定し認定する世界最大規模の日本語試験です。N1、N2、N3、N4、N5の５つのレベルがあり、いちばんやさしいレベルがN5で、いちばん難しいレベルがN1です。介護の技能実習生として来日するためにはN4以上を取得する必要があります。技能実習生管理団体のベトナム人通訳の方がN2取得なので、N1がいかに凄いことなのか理解できます。特に、ミャンマーやベトナムの人に漢字はとても難しいため、管理団体で受け入れた技能実習生では初のN1合格者だと聞きました。「受かったら言います。受からなかったら黙っとる。読解が難しかったで心配…」合格発表の前日、ヘイさんがそっと話に来てくれました。

偉業を成し遂げたヘイさんには、苑からお祝いの品として日本の浴衣を贈り、労をねぎらいました。そして今、ヘイさんは更なる飛躍のため、介護福祉士国家試験受験という新たな目標に向かっています。本当に素晴らしいですね！ヘイさんの他にも介護福祉士を目指して勉強を始めている実習生もあり、彼女たちの姿に日本人職員もチャレンジ意欲が湧いています。外国人技能実習生も素晴らしいですが、日本人も頑張っていますよ！3月の介護福祉士国家試験合格発表には、笑顔がたくさん見られますように。